ティークラム指導員ニシオカのブログへようこそ
私は失敗という言葉の使用を控えています。
それは、ある著書でこんなことが書かれていて心に響いたためです。
「何かをやってできなかったことは失敗ではなく、何かをしなかったことが失敗なのである。」
では、一般的に思われている失敗をどう表現するのか?
上手くいかなかったことと表すようにしています。
時折、失敗したと言ってしまいますが・・・。
そんなときは、「次こそは使わないぞ!」と心の中で宣誓しています。
何かをやってみてできなかったとき、失敗したと思う生徒は多いようです。
そのとき、「やったー!」と喜ぶ生徒は皆無でしょう。
なぜなら、失敗したと思った後にやってくる感情は当然、ネガティブですから。
言葉は魔法だと言われているように、私たちは言葉の使い方を熟考するべきです。
言葉は幸福度に影響するくらい大きな存在です。
こんなふうに考えれば、失敗という言葉を多用するのはどうかと思いませんか?
テストで失敗したではなく、テストで上手くいかなかったと、試合で失敗したではなく、試合で上手くいかなかったと改めましょうよ。
失敗と言うべきときは、自分が何かをやろうと思っていたけど勇気が出なくて足を踏み出せなかったときです。
自分が何かをやってみて結果が振るわなかったときは、失敗ではなく、単に上手くいかなかったのです。
そして、できるだけ早い段階で、「上手くいかなかった原因は何だったのか?」と考えましょう。
すると、その思考の切り替えによって、自分自身が前向きになることに気づくでしょう。
原因を追求した結果、具体的な対策が見つかり、それを実行すれば、次回は好ましい結果が得られる可能性は高いはずです。
もし、対策が見つからなければ、誰かに相談するべきです。
成果が得られたときは、過去を振り返って、「あのときに上手くいかなかったことで勉強になった。」とつぶやきましょう。
長い人生において、物事は上手くいくことばかりではありません。
このことは誰しも理解していることです。
上手くいかないこともあります。
しかし、上手くいかなければどうしようと思うあまり、行動できずに終わってしまっていいものなのでしょうか?
それだと成長の機会を逃すのではないでしょうか?
これもある著書にあった内容ですが、「やって後悔するより、やらなかったことを後悔する方が、後悔の念が深い」とあります。
まあ、賛否はあるでしょうが、私はこの考えに深く賛同します。
幸福度の高い人って、上手くいくことが多い人ではなく、上手くいかなかったときの対処法を考えてそれを実行できる人なのではないかと、私は考えています。
幸福度の高い人、これは私の目標の1つです。
私に関わる人の幸福度が高まることを、私自身が実感できたとき、この目標はクリアできたと考えることにします。
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