問われたことに答える習慣づけ

 

ティークラム指導員ニシオカのブログへようこそ

 

5科目の中で国語が得意だという生徒は少ないように思えます。

当校を開校してから、ほとんどの生徒に得意な科目と苦手な科目を聞いてきましたが、国語が得意だと答えた生徒は数えるくらいしかいませんでした。

逆に、国語は苦手だと答えた生徒は多くいました。

彼らは本を読んだり、問題集を解いたりするほかに何をすればいいのでしょうか?

 

国語が苦手な生徒に質問を投げかけると、適切な答えが返ってくることは少ないです。

ここで、会話ができる生徒の返答例を1つ挙げます。

ここまでのポイントは何ですか?」という質問に対して、

この部分が○○と書いて間違ったので、次は気をつけます。」と答える生徒がいます。

これだと、反省を述べていることになります。

そうですね。」と思わず返しそうになります。

そんな場面では、私は「問いに対する答えになっていないので、もう1度。」と再度返答を促します。

それでもまともな返答が無かった場合は、模範例を挙げてそれを言わせます。

 

ふつうはこんなやり取りはしないでしょうね。

しかし、相手の聞いていることに対して、適切な返答をすることは大切です。

私はそれをないがしろにはできません。

生徒たちの将来のために、良い習慣づけはしてあげるべきだと考えています。

 

さらに、適切な返答を日ごろから意識することで、テスト問題においても慎重に構えるようになるはずです。

口頭で質問されるのも、文書で質問されるのも、質問に答えるという点で言えば同じだからです。

 

当校の生徒のもつべき精神は、自主的・正確さ・思考力です。(教室に掲示有り)

適切な返答は、これら3つの精神のうち、正確さと思考力に関係します。

よって、適切な返答をすることは、当校の生徒たちの課題です。

学科の成績の目標を達成する過程でできる最高級の勉強だと思いませんか?

 

「上達のためには、間違いを恐れて立ち止まってはいけません。間違ったときは、冷静にやり直せばいいだけです。そこで本気を発揮するのみです。立ち止まって前進しないのであれば、それは失敗になりますよ~。」

 

 

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