できなかったときのネガポ

 

勉強でできなかったとき、たいていの生徒はマイナス感情を抱きます。

それは人間ゆえ、当たり前の心の動きです。

しかし、マイナス感情は長く持つべきではありません。

できるだけ早く気持ちを切りかえることが望ましいです。

 

生徒の性格によりますが、マイナス感情を早めに取り去る生徒は得していると思われます。

例えば、テストが返却されたときに想定よりも悪い結果だと分かったとき、ある生徒は数分でマイナス感情は止み、中立からプラスの感情に持っていけます。

その一方で、別の生徒はしばらくの間、長い場合は何日もマイナス感情は止みません。

周りの誰かが手を加えなければ、マイナスからの脱却は困難である場合も少なくありません。

 

では、後者の生徒はどうすればいいのでしょうか?

私が以前読んだ心理学の著書にこんなことが書かれていました。

マイナス感情を取り去る方法は、その感情を作り出したマイナスの出来事を忘れることです。そのためには、別のことに集中すればいいのです。

単純そうな内容ですが、意外とできていない生徒は多いのではないでしょうか?

 

この著書に基づけば、テストの悪い結果は忘れる必要があります。

これは賛否分かれそうですね。

私は条件付きで賛成します。

その条件とは、テストの復習を前向きにすることです。

この条件さえ満たせば、テストの点数はどうでもいいと思います。

一度確定してしまった点数をあれこれと考えてもどうしようもないですから。

まさに、覆水盆に返らずですね。

 

テストの結果以外にも、授業内容で分からないときに、マイナス感情を抱いたまま立ち止まるのは困りものですね。

そんなときは、分からなかった事実を忘れ去り、どうすればできるようになるのかを考えましょう

そのために、「分かりません。」と言うのではなく、「どうすればできますか?」と質問するのです。

そうすれば、心は自ずと中立へ向かい、いつの間にかマイナス感情は少なくなっているでしょう。

 

 

まとめると、できなかったときはそこで立ち止まるではなく、できるようになる方向に進むことが大切だということです。

私は、そのための質問や相談は、いくらでも受けたいです。

なぜなら、生徒の前向きさに心を動かされるからです。

 

 

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