左のプリントは、当校のある生徒のものです。
採点すると、100点でした。
しかも、最高レベルの満点でした!
さて、最高レベルの満点とは何なのか?
以下の記事で触れていこうと思います。
満点ってこの上ない成果ですよね。
私が幼少の頃に満点の答案を祖母に見せた時に、祖母はよく「これ以上ないね。」という表現で称賛してくれました。
誰でも100点という数字だけを見て、その成果を称えるものですが、私は別の側面も見ることにしています。
例えば、同じ満点をとった生徒が2人いて、Aは10分で提出、Bは5分で提出したとしましょう。
かけた時間が成果に考慮されるのであれば、AよりもBの方が優れています。
しかしながら、ふつうは、かけた時間を記録する項目はテストの紙面には無く、やはり、点数だけで判断されます。
早く提出して満点をとった生徒を広く称賛するようになれば、今よりも素晴らしい人材が創れるかもしれません。
今後の教育の在り方に盛り込むべき事柄ではないでしょうか?
さらに、別の例を挙げると、同じ満点をとった生徒が2人いて、Cは消しゴムを何回か使用し、Dは消しゴムを1度も使わなかったとしましょう。
消しゴムの未使用が成果に考慮されるであれば、CよりもDの方が優れています。
残念ながら、消しゴムは必要なときに使用してよいというのが一般的に浸透しており、全く使わなかったことが称賛に値するなんて、ほとんどの人の考えには無いものだと思われます。
しかし、私は消しゴムの未使用についてのこだわりを数年前から持っており、塾生には消しゴムの未使用のメリットを伝えてきました。
すると、そのメリットに共感した生徒は、消しゴムの使用頻度をおさえようと努めています。
先日、英語のチェックテストをしたとき、ある生徒は消しゴムを1度も使うことなく、満点がとれました。
私はこの生徒の成果を大いに称え、思わず答案の空いている場所にYou must be an excellent boy.と書きました。
かなりの集中力が必要だったと思います。
これは英語のチェックテストの成果が最高レベルだったことが証明されただけでなく、将来も役立つスキルが身についていると言えます。
将来、何か記入するべき重要な書類を書く際に、ある人は書き間違いをして書き直しをしなければならないでしょう。そのため、そういう場面では、たいていは億劫になるものです。
しかし、上のan excellent boyのように、正確さの修行をしてきた人は、重要な書類を書くことに苦は感じないはずです。
ひょっとすれば、将来のしごとで役立てているかもしれません。
以上のことをまとめると、最高レベルの満点には、早く提出した満点や消しゴムを使わずにとった満点があります。
このうち、後者の満点の価値を生徒たちに教えていこうと思います。
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