テスト範囲を配られる前から始める

 

中3の11月は大きな試験が2つあります。

1つは、20日実施の基礎学力テスト第2回です。

もう1つは、月末実施の2学期期末テストです。

 

基礎学力テスについては、既に試験範囲は配布されており、私もそれをコピーして持っています。

生徒たちはその範囲をもとに、試験勉強をしているでしょう。

ところが、期末テストについてはどうでしょうか?

おそらく、大半の生徒が試験範囲が配布される1週間前からやり始めるのではないでしょうか?

 

期末テストは実技科目を含めて9科目あります。

そもそも、9科目もあるのに、試験勉強の期間が1週間というのは少ないのです。

毎日学校が休みならできるでしょうが、1週間の間に2日しか休みはありません。

そこそこの成果で満足するのなら、それでもいいのかもしれません。

 

中3生にとっては、中学最後の定期テストになります。

同時に、内申点を決める最後のテストにもなります。

どの生徒も少しでも内申点を稼いだ状態で、高校入試に臨みたいはずです。

定期テストの得点もさることながら、提出物の完成度も高いものにするべきです。

 

このように考えると、時間に余裕を持って試験勉強をすることが求められます。

そんなことは分かっていると言う生徒は少なくないでしょう。

基礎学力テストの勉強でいっぱいいっぱいなんだとも言いたいでしょう。

 

そこで、1つ提案があります。

基礎学力テストと期末テストの両方の勉強を今から行うことです。

2つのテストで範囲が重なっているものをすればいいのです。

 

例えば、英語ではUnit5の2までが基礎学力テストの範囲ですが、期末テストでもUnit4や5は範囲になることが推測されます。

学校で習ったのなら、ワークをUnit5の2まで済ませるといいでしょう。

 

数学では放物線の利用の手前までが基礎学力テストの範囲ですが、期末テストでも放物線は範囲になりやすいです。

中間テストで放物線の前半が範囲になっていたとしても、もう1度同じ範囲を出す場合があります。

 

理科は重なっている部分がなさそうなので、これは保留ですね。

 

社会は裁判所くらいまでが基礎学力テストの範囲ですが、期末テストでも国会・内閣・裁判所のあたりは出題の要になります。

英語と同様に、今からワークを済ませるといいでしょう。

 

以上の3科目で重なっているところを今から手をつけておけば、期末テストの1週間前に時間ができます。

その時間を残りの科目に回せるので、試験勉強に余裕が生まれます。

このような作戦で臨めば、そこそこ以上の成果が見込まれます。

 

 

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