中学英語はとても大事です。
日常英会話の7割くらいは中学英語を使っている感じがします。
例えば、許可を求めるCan I~?とか、依頼のCan you~?をはじめ、希望を伝えるI hope~とか、思っていることを伝えるI think~など、中学英語がかなり目立っています。
中学生の多くは、学校のテストのためだけに英語を勉強しているように思います。
「英語は大事だ」とか、「これからは英語が必要になってくる」とか、漠然としか教えてもらっていない生徒が多いので、とりあえずは学校のテストで成果を上げようと考える傾向にあります。
これでは、活きた英語を学ぶ機会を失ったまま、時間が過ぎてしまうでしょう。
先日、私はある生徒に、話す英語が将来どのように役立つのかを話しました。
「最近は外国人が日本にたくさんやってきて、英語が話せる人材が必要になってきました。飲食店や土産屋のアルバイトでも、英語が話せる人が有利だし、給料も良い場合があります。」
これを聞いたその生徒は、初めて知ったことらしく、驚いていたようでした。
興味を持った感じだったので、さらに話を続けました。
「オーストラリアでアルバイトをする場合だと、日本人相手の仕事で時間給7ドル前後(約560円)だけれども、英語が堪能なら時間給20ドル以上(1600円以上)にもなります。さらに、土日や祝日は、現地の人たちは働きたがらないことで人手不足を解消するため、時間給は30ドル以上(2400円以上)にもなるそうです。」
※1豪ドル=80円で計算、この情報は2013年頃のものです。
こういう話をすると、この生徒だけに限らず、多くの生徒が興味を持ちます。
私が逆の立場でも、早い段階で知っておきたい情報です。
テスト以外にも目標を持ちたいと思うからです。
当校では、ラインのボイス機能を使って、英語の音声ファイルの配信を行っています。
生徒たちの多くは、この音声ファイルを活用して、話す英語を身につけています。
最初は発音が苦手でなかなか話せなかった生徒が、今では私と同じくらいの速さできれいに発音できるようになっています。
やはり、訓練すれば上達するんですね。
将来的に、日本はますます国際化が進むと言われています。
少子高齢化という社会構造のために、労働市場では、外国人に頼らざるを得ない状況になってきました。
アメリカが人種のサラダボウルと言われているように、日本もそうなりそうです。
そうなれば、日本語だけの意思疎通では困難でしょう。
そのときに役立つのは英語です。
英語なら、どの国の人も共通語の認識があります。
英語は話せて当たり前なんていう時代が、近い将来やって来る気がします。
来たるべき時代のために、今からその準備にとりかかることを勧めます。
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