授業中、おしゃべりをしたり、おかしを食べたり、スマホをいじったり、など、実際、そんな塾があるようですね。
そういえば、私が中学生の頃に通っていた塾でも、そんな感じでした。
先生は話すばかり、生徒は聞くばかりのありがちスタイルでした。
そんな授業は生徒にとってつまらなく、時間の経過が遅く感じられます。
私は学生時代の体験をふまえ、どうすれば充実した授業になるのかを長年考えてきました。
独立開業する前に、雇われ講師をしていたときの話です。
あるベテラン講師の授業を見せてもらいました。
その授業では、先生と生徒たちが一体化していました。
私は衝撃を受けたので、今でもその授業の場面を覚えています。
その後、試行錯誤を繰り返し、現在の授業スタイルにたどり着きました。
その基本となることは、生徒が能動的になれるようにすることです。
私の心得は、授業中に私が話し過ぎないようにすることです。
例題の説明が一時的に長くなることはありますが、その直後に生徒たちに発言の機会を与えています。
能動的行動に慣れている生徒は、すぐに質問や確認をします。
中には、説明を要約する生徒もいます。
こうなれば、充実した授業になってくるのです。
生徒が能動的になるほど、それに伴って発言量が増えます。
そのときに問題となるのは、時間です。
今のところ、時間的制約を受けたときは、授業時間外で発言の対応をしています。
今後は、上手な発言のしかたを教える必要がありそうです。
生徒が能動的に授業を受けると、授業が充実したものになり、その結果、時間の経過が速く感じられます。
今度、生徒たちに、時間の経過についてのアンケートをとってみようと思います。
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