生徒が解いたプリントの正答率から平均値を算出すると、プリントの実施回数が多くなるにつれて信頼度の高い数値が得られることが分かりました。
ある生徒の平均値が64点で、直近学校で実施された試験の得点も64点でした。
こんな偶然あるんですね~。
別の生徒も、平均値と実際の試験の得点がほぼ同じでした。
この例の場合は、実施回数は16回で、問題のレベルは入試レベルでした。
この数字を出す理由は、単に試験の得点を占うためだけではありません。
得られた数字から、今後の戦略を立てるのに役立てられることが別の理由です。
これが実施回数たった1回では、あまり上手な戦略は立てられないと思います。
ある程度の回数、内容にもよりますが、入試レベルだと最低5回は必要になるでしょう。
戦略を立てることは非常に大切だと、生徒たちにも早い段階で教えたいです。
64点の生徒には、あと16点とる、言いかえると、あと5問くらい正答できそうな問題を選ぶようにとアドバイスしました。
そうすれば、生徒はどういう類の問題に焦点を当てればよいのかが明確になります。
この生徒の場合だと、目標は80点なので、残りの20点は捨ててもよいことになります。
すると、6問くらいは捨て問になり、その分の時間を稼ぐことができます。
稼いだ時間をどう活用するのかは、・・・ここでは秘密です。
通常授業はグループで行っていますが、アドバイスは個人別でも行っています。
目標達成のために戦略を立てる手助けをしていると、このしごとに充実感をもてます。
なぜなら、私がアドバイスしたことが、生徒の未来をつくるきっかけになるからです。
そんな素敵なしごとは他に思いつきませんわ~。