授業中、生徒に質問を投げかけることは日常茶飯事です。
そして、生徒によって返答はさまざまです。
ある生徒は自信満々に即答、ある生徒は語尾を上げて答え、ある生徒は無言のまま、ある生徒は「パス(分かりません)」と言います。
自信満々に即答するのが理想的であることは明白です。
それ以外は改善の余地有りです。
では、どのようにすればよいのでしょうか?
まず、語尾を上げて答える生徒は、その内容をしっかり理解できていない可能性が高いです。
それがたまたまならよいのですが、しょっちゅうだとよろしくありません。
今後は、理解度を上げるよう努めましょう。
そのための策として、確認「~なんですね?」を口癖にすることが挙げられます。
次に、無言のままの生徒は、適切なアクションを起こせるようにしましょう。
数秒程度の沈黙ならよいのですが、しょっちゅう沈黙するのは困りものです。
ある程度の時間、例えば10秒くらいたったと感じたら、「パス(分かりません)」と言うべきです。
あまり多くパスしたくないのなら、その分勉強して賢くなりましょう。
最後に、「パス」と言う生徒は、適当なことを言わないだけマシです。
しかし、褒められるものではありません。
パスしたら、次はその問題で答えられるようにしましょう。
そのためには、やはり確認「~なんですね?」を口癖にして、その場で定着させるくらいの勢いが必要です。
ちなみに、当校では、「分かりません」よりも「パス」と言うよう促しています。
勉強に負の感情を持ちこまないようにするためです。
それに私自身が「分からない」という言葉が嫌いなのもあります。
「分からない」という状態になったら、すぐに調べたり、質問や確認をして、「分かる」状態になろうとすることが大切です。そういう前向きな思考を持つことを生徒たちに求めます。