自主的とは

 

私が「何か質問や確認は?」と聞いて、質問や確認をする生徒は自主的だとは言えません。

何も言わなくても、質問や確認をする生徒が自主的です。

 

学校の自主勉という宿題がありますが、これはたいていの場合、自主的ではないようです。

何せ、提出を求められますから。

そういう意味ではなく、内容を自主的に決める宿題なんだと、勝手に解釈しています。

 

自主的って、最初はどうすればいいのか分からないでしょう。

最初は、自主的のマニュアルを教えることが必要だと考えます。

こんなときはこうすると自主的になるんだと生徒が分かれば、次からやってみるでしょう。

そんな自主的マニュアルとして、私が生徒役をするときがあります。

実際やってみて、生徒が求めているものなんだと気づきました。

 

自主的って、一種の能力だと思います。

誰しも備わっているものではありません。

だからこそ、それを身につける価値があります。

 

以前は自主的ではなかった生徒が頑張って自主的に振る舞おうとする姿に感動します。

自分の苦手なことを頑張る人って、魅力的ですね。

そんな人を応援したいって心から思います。

幸い、私のところにやってくる生徒は頑張りやさんが多いです。

だから、互いに充実します。

ご縁に感謝します。

 

最後に、100%自主的でなくてもいいと思います。

たまに強制されると気分転換にもなるし、完璧主義から遠ざからます。

たいていは自主的だが、たまにそうでない、そんなレベルの自主的が幸せだと思います。