模範解答から学ぶ

 

自分の答えが「他の県からの」で、模範解答が「周辺の県からの」となっていると、

たいていの生徒は、自分の答えが正解なのかどうかを考えます。

そして、質問をします。

 

2つの答えの違いについて考えることはとても大切です。

どういう違いがあるのかが分かれば、それを確認する生徒がいます。

「他の県と書けば、周辺以外の県も入るってことですよね?」という感じの確認ができれば、ナイス確認です。

 

また、自分の答えが正解だったとしても、模範解答から語彙力を身につけることができます。

例えば、自分の答えが「~を抑えるため」で、模範解答が「~を抑制するため」となっていたとき、

こういうときに「抑制」って言葉を使うんだなと知ることができます。

ただ○をつけるだけではなく、自分が収穫した言葉をプリントに残している生徒がいます。

そんな生徒は、密度の濃い学習ができていると言えます。

 

 

国語以外からでも、国語力は身につけることができます。

どの科目を学んでいても、常に国語力をつけようと意識することが大切です。

そして、つけた力を出力して自分で確かめるべきです。

書き言葉だけでなく、話し言葉としてもOKです。

 

模範解答から得た語彙を、使うべき場面で大いに使っていきましょう。

言葉は使わないと死んでしまいます。

生かせるためには、どんどんと使うことです。

書きましょう、声に出しましょう。