ある生徒は凡ミスが多くて、毎回のように数学の訂正に時間を割いています。
凡ミスの数は、平均して10問中2問です。
年間でどのくらいの凡ミスの訂正をしていることになるのでしょうか?
1年でおおよそ100回の授業日があります。
数学の授業は毎回あります。
単純計算で年間で200問の凡ミスの訂正をすることになります。
時間にすればどのくらいなのでしょうか?
問題のレベルによりますが、1問あたりの訂正の時間数を1分だとして、年間で200分と算出されます。
3時間20分、・・・、映画1本余裕で見れる時間数です。
この生徒が凡ミスに対する意識を大改革して、凡ミスが9割無くなったとしましょう。
すると、年間で180分稼げることになります。
1年間で3時間の余裕が生まれるということですね。
稼いだ時間を別のことに使えます。
このように考えると、凡ミスは早期に無くすべきです。
そのための意識改革とトレーニングが必要となります。
時間を稼ぐこと以外にも、凡ミスを無くすメリットはたくさんあります。
先日、当校のある生徒に全部で10のメリットを教えました。
メリットを知ることが意識改革の始まりです。
周りが強いてやらせても、長続きするのは困難でしょうから。
その生徒は、意識改革後に凡ミスが半減しました。
そのため、時間を30分くらい稼ぎました。
稼いだ時間で、次の課題に進めました。
時間を稼ぐことのおもしろさを肌で感じたことでしょう。
成長ってすばらしいですね。
以前はできなかったことが、今はできている。
今はできていないことを、できるように頑張り、将来的にできるようになる。
これからもどんな成長ぶりを目にすることができるのかと思うと、ワクワクしてきます。