戦略次第で結果は変わる

 

戦略だなんて、大げさかもしれませんね。

本来は、計画の方が適切でしょう。

しかし、テストは競争でもあります。

そのため、戦略という言葉を用います。

 

1学期期末テストが迫ってきています。

2週間をきっていますが、準備は進んでいるでしょうか。

今回のテストは9科目もありますから、早めにとりかからないと間に合わない可能性が高いです。

1週間前にテスト範囲が配られてから始めるのでは遅くなるでしょう。

特に、テストに慣れていない中1生は。

 

では、早めとはどの程度の時期なのでしょうか。

2,3週間前くらい?

いや、1か月前くらい?

もっと前から?

 

答えは個人によって変わりますが、遅くとも2週間前から始めるべきです。

テスト範囲が配布されていなくても、範囲を自分で予想すればいいのです。

中1英語ならUnit2まで、中1数学なら第1章、中1理科なら植物分野の今習っているところまで、など、学校の進み具合をヒントに予測可能です。

 

とりかかる時期を決めた後は、何をどのようにするのかを決めます。

テスト範囲になるであろうテキストのページをどんどん解いていくことは誰でもわかるでしょう。

しかし、それだけでは戦略があるとは言えません。

進め方にもっと具体性を入れる必要があります。

 

まずは、どの科目から終わらせるのかを決めましょう。

おすすめは、得意な科目から終わらせることです。

そうすれば、早く進めることができます。

 

例えば、英語と社会が得意な生徒がいたとしましょう。

2週間前にとりかかるとして、まずは、英語と社会のテキストを終わらせます。

その2科目を3日間で終わらせたとしましょう。

すると、あとの9日間を他の科目に使えます。

すでに2科目は仕上がっているわけですから、残りの科目に専念できますね。

 

次に考えるべき戦略は、テキストの進め方です。

いろいろな進め方はありますが、クラム式の方法はおすすめです。

なぜなら、時間効率が抜群に良いからです。

ふつうに進める効率度を1としたとき、クラム式は1.5倍以上になります。

これは、1時間かかるところを40分以内で済ませることができるということです。

 

最後に、テスト直前、特に前日にすることを決めます。

9科目の場合は、実技4科目は前日に一夜漬けでよいと思います。

そのための準備はもっと前でも、実際に暗記するのは1日で十分です。

逆に、実技科目に何日もかけると、メイン5科目のことが気になりませんか?

 

メイン5科目の前日学習は、とにかく、テキストの復習をすることです。

範囲内のどれを問われても答えられるようにしておくことです。

決して、テキストが仕上がっている=テストでできる、とは思わないことです。

前日に答えを見ずに答えられるかどうかを試しましょう。

 

さらに、ここで大切なことは、テストに出そうなものを優先的に定着させることです。

何が出そうなのか分からなければ、よく知っている人に相談するべきです。

例えば、塾や家庭教師の先生などに。

 

以上のように、テストの戦略を上手に立てて実行すれば、満足のいく結果が出る気がしませんか?

そう思ったなら、今から始めましょう。