「頑張れよ」と「頑張ってるね」

 

2つの違いは大きいです。

「頑張れよ」は、相手が頑張っていないときに使いますが、「頑張ってるね」は真逆の意味になります。

マイナスとプラスの波動が両極端だと思います。

しかし、「頑張れよ」を深く考えずに言ったり聞いたりしている人には、波動云々は無関係ですが。

 

私は、「頑張れよ」という声かけは、なるべく避けたいと思っています。

なぜなら、相手が頑張っていないことを認めたくないからです。

たまたま体調が悪かったり、悩み事や先のことなどで考え込んだりして、物事が一時的に滞っているだけなのかもしれません。

そういう状況でも、根性論で「頑張れよ」というのはいかがなものかと思います。

特に、今の10代の子どもたちにはあまり通用しないのではないでしょうか。

 

「頑張れよ」の代わりに、どうすれば頑張れるのかの方法を教えたいです。

例えば、「過去に上手くいったときのことを思い出してみたら?」とか、「顔を洗ってきて、1分間目を閉じて瞑想をし、リセットしてみましょう」とか、「苦手なことは短時間で回数限定で目標を立ててみたら?」など。

実際、逆の立場なら、このような具体的な策を知りたいと思います。

生徒も自分が頑張っていないと認めれば、私の策に耳を傾けます。

こうなると、「頑張れよ」よりもはるかに意味のある声かけになったと言えます。

 

以前、ある生徒のお母様が子どもに何をしてやればいいのかの相談を受けたことがあります。

そのとき、その生徒はとても頑張っていた感じだったので、「頑張ってるね」と声かけすることを提案しました。

しかし、そのお母様は「頑張りよ」と言ったらしいのです。

私は「頑張ってるね」と言ってほしかった・・・。

結果的に、事が上手く進んだので良かったですが。(結果オーライ)

 

一般的に、「頑張ってるね」って、誰かに言ってほしい言葉だと思います。

人には承認欲求があるので、誰かに認めてもらいたいと願うものです。

生徒はまだ10代ですから、なおさら承認欲求は強いでしょう。

実際、生徒に「頑張ってるね」と声かけすると、まるで花が咲いたかのごとく、生徒の表情が生き生きしてきます。

言葉の波動がプラスであることを示唆しています。

 

 

最後にまとめると、頑張っていない人には「頑張れよ」と、頑張っている人には「頑張ってるね」と、それぞれ区別して声かけすることが大切だと思います。