時間を稼ぐための1つの方法なのですが、このルールを守り続けることは容易ではありません。
なぜなら、10秒という時間はとても早く経過するからです。
そもそも10秒ルールとは何か?
それは、返答や発言をするまでの沈黙の時間を10秒までにするきまりです。
そして、何のためにそのルールを取り入れるのか?
それは、授業時間を稼ぎ、学習の効率を高めるためです。
10秒ルールを取り入れ、それをやろうと頑張っている生徒に、今回は秘訣をいくつか教えましょう。
秘訣1 明らかに10秒を超える時間がかかると思うときは、「あ(後で)」と発言する。
物事を後回しにすることは良くありませんが、後回しのレベルが低ければ問題ありません。
「あ(後で)」の内容は、その日のうちに処理すると決めればいいのです。
秘訣2 何も言えそうにないときは、センセイに例を言ってもらう。
例えば、「コミュニケーションが大切な理由は何だと思いますか?」という問いに対して、10秒
経っても答えられないとき、「よく分からないので、センセイの答えを聞かせてほしいです。」
なんて発言するのです。
すると、沈黙で何十秒も浪費してしまうところを、情報入手でその時間を有意義に過ごせます。
秘訣3 問題演習や答え合わせの間に、発言内容をおおよそ決めておく。
これはハイレベルですが、訓練すればできるようになります。
答え合わせ後、即座に発言する自分をつくれます。
なかなか発言できない理由は、問題演習と答え合わせに必死になっているからです。
余裕のある生徒はチャレンジしてみる価値有りです。
以上のように、具体的な策があれば、どのように頑張ればよいのかが明確になります。
10秒ルール以外のことでも何か頑張ろうと決めたとき、同時に策を練ることも1セットにしましょう。