正しい情報を声にする

 

「○○してしまって、間違いました。」とか、「ミスして○○と書きました。」などの反省だけで終わる生徒は、損をしている。

間違った情報を声にすることで、不要な情報を記憶に残そうとしているのだ。

 

記憶に残すなら、正しい情報でなければならないはずだ。

 

反省は大切なことだ。

それ自体を無くす必要はない。

今まで反省だけで終わっていたのを、反省+正しい情報にするとよい。

あるいは、正しい情報だけでも十分だ。

 

例えば、数学の一次関数の問題で、y=2a+3と答えて間違ったとしよう。

反省は「2aと書いてしまった。」

正しい情報は「一次関数の比例の部分は2x」

反省+正しい情報は「一次関数の比例の部分は2aではなく、2xである。」

 

他にも、英語の書きかえ問題で、He can uses a computer.と答えて間違ったとしよう。

反省は「can usesと書いてしまった。」

正しい情報は「助動詞の後は動詞の原形なので、can use」

反省+正しい情報は「助動詞の後は動詞の原形なので、can usesではなく、can useである。」

 

最後に、正しい情報を記憶に残すためのコツについて。

 

単刀直入に言えば、2回言うことと強調して言うことだ。

 

間違った情報を1回行ったなら、少なくとも2回は正しい情報を言うよう努めよう。

計算式で例えるなら、(-1)+(+2)=+1である。

全体としてプラスで終われるようにするとよい。

 

強調と言えば、大きな声で言うことが手っ取り早いが、他にも方法はある。

それはここでは秘密だ。