1問をじっくり考えることについて

 

何かを学ぶ上で、じっくりと考えることは大切だ。

それは頭をよく使うことに結びつくからだ。

特に、10代の若者は大いに励むべきである。

 

しかしながら、そればかりを優先させていてはまずい場合がある。

例えば、数学の試験において、基本問題を解く前に難問に時間を費やしてしまう場合だ。

誰しも経験したことがあると思う。

「どうしても目の前のこの問題を解きたいんだ!」

という感じで、熱くなってしまう。

結局、テスト結果は、無回答の基本問題にピンがつくことはもちろん、本命だった難問すら点数化されなかったりする。

相当大きなエネルギーを費やしたのに1点も稼げなかったなんて、ただつらい思いをするだけだ。

 

このような状況を避けるためにはどうすればいいのか。

言うまでもないことだが、すぐにできる問題を優先させることだ。

そうすれば、難問に挑むための時間を稼ぐことができる。

 

これは試験に限ったことではない。

むしろ、試験以外の場面でより注意を払った方がよい。

それは普段の勉強の場面を意味する。

例えば、宿題がたくさんあり、それを3時間以内に済ませなければならないとする。

このとき、課題の優先度を度外視にしてしまうと、上手く期限までに終わらせることができなくなる危険性がある。

そうならないために、課題に優先順位をつけるのだ。

そうすることで、じっくり考える時間を確保しやすくなり、宿題完了までの時間を短縮できるかもしれない。

 

十分に考える時間がとれた、余裕をもって期限までに済ませることができた、さらには、正答率が良かったとなると、この上なく充実した勉強時間を過ごせたことになる。

この方法が素晴らしいと思ったら、直ちに実行してみよう。