塾と家の両方で充実学習

 

ティークラム指導員ニシオカのブログへようこそ。

 

今回は充実学習について書きます。

私の考えですが、塾での長時間学習は必ずしも充実したとは言えないのではないでしょうか?

学習は単に時間で決まるものではなく、質が重要視されます。

時間だけで充実したかどうかを決めると、思わぬ落とし穴に出くわす危険があります。

1つ事例を挙げてみましょう。

 

私の知人から聞いた話なのですが、塾の自習室についてです。

某塾では、定額で自習室に行き放題とのこと。

ある生徒の保護者の方が、それは大変お得だということで、毎日何時間も自習に行かせたそうなのです。

しかしながら、その生徒の成績は横ばいのまま。

月日が経つうちに、生徒のやる気はうせてきて、保護者は成績に焦るばかり。

こんなに塾で勉強しているのに!どうして!?

その後、その生徒は志望校に行くことができなかったそうです。

 

おそらく、塾で長時間勉強しているつもりだったのでしょう。

また、勉強法もよく分からないままにしていたのでしょう。

分からないところは分かるまで調べたり質問したりしたのでしょうか?

 

 

当校も一時、自習室を設けていましたが、廃止して正解だと思いました。

たまに、自習&質問会を開きますが、これは上記のような自習室ではありません。

  

当校では、塾での学習時間は比較的少な目です。

本科の授業は開校当初から、週2回1回2~2.5時間程度です。

それには多くのメリットがあります。

 

 

1 生徒たちは毎回の授業を大切にする。

 

もし、毎日のように塾があるなら、1日くらい休んでもいいやって気持ちになるかもしれませんが、週に2回だと、1回休むと次は1週間後まで塾に行けないことになります。

当校では、生徒本人が進んで塾通いできるようにしたいと考えています。

 

 

2 生徒たちは家庭学習の必要性に気づく。

 

塾で課される宿題や、塾で学習したことの復習を家庭ですることは、当校で強化していることです。

また、塾で学習しない内容についても、おのおのが家でするべきだと指導しています。

家庭学習ができない生徒の多くは、その方法がいまいち分かっていないだけだと思われます。

当校では、家庭学習のやり方について、個人的に相談を受け付けています。

 

 

3 学校の宿題をする時間がとれる。

 

学校の宿題をおろそかにして塾のことをするのは、本末転倒ではないでしょうか?

たいていの学校で出される宿題の1つ、自主勉1ページは充実させるべきです。

どう充実させるべきかは、もちろん相談に応じています。

 

他にも、数学演習や探求の理科など、私はどんな内容の教材なのかよく知っていますが、学校の教材は大切です。もっと、真剣に取り組むべきです。

解説が必要なら、塾に持ってくればいいのにと思います。

さらに、学校の授業中に配布されるプリントやセミナーなども適当に扱うのはやめて、きちんと復習・保管をするべきです。

 

 

4 部活動や他の習い事が犠牲になりにくい。

 

当校の中1・2の本科コースは19時半に始まります。

これは、生徒が部活動をしていることを前提として設定した開始時刻です。

一時、19時開始にしていましたが、それだと部活で遅れる生徒が出たのです。

部活をしている生徒にとって、その30分間は貴重なものなのだと私は知りました。

また、塾の週2回以外の曜日は、他の習い事もできます。

そういう生徒のためにも、本科コースの曜日は学年が上がっても変わりません。

 

 

5 塾にかかる費用をおさえられる。

 

当校の中1・2の本科コースは、週2回1回2時間で月額13,000円です。

仮に週4回1回2時間なら、月額は2倍の26,000円になります。

これはあくまでも仮の話であって、本科コースを週4回に変えるつもりはありません。

 

ちなみに、本科コースは1クラス6名までのグループレッスンを中心に行っていますので、個別レッスンと比べて割安になります。

仮にグループをやめて個別レッスンにすれば、同じ時間数で月額は30,000円前後になってしまうでしょう。

これもあくまでも仮の話であって、本科コースを個別に変えるつもりはありません。

 

いかがでしょうか?

 

塾へはテストに出そうなところや自分の分からないところ、勉強のしかたなどを聞きに行く。

家では塾の宿題や復習、学校の宿題をする。

部活をやっていても塾のある日は6時半くらいまでできるし、他の習い事も塾の日以外にできる。

さらには、塾代をあまりかけなくて済む。

 

こんなふうに思ったなら、ティークラムはおススメです。

 

最後に、私が生徒に期待することは、家庭で自主的に学習できるようになってほしいことです。

塾に行かないと勉強しない、とか、家で横に親がついていなければ勉強しない、など、そんな状況で成績がとれたとしても、本人は心の底から喜べないと思うからです。

生徒本人が志を持って、いろんな困難を自ら解決しながら勝ち取った成果に対して、本人は本当の喜びを感じるはずです。

理想論かもしれませんが、あてはまる生徒は必ず存在します。

 

長文読んでいただき、ありがとうございます。

 

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