自分のための宣言

 

生徒「頑張ります。」

 

実際、頑張れるのだろうか??

 

どう頑張ればいいのかが明確に分かっているなら問題無い。

しかし、そうでなければ、改善の余地有り。

 

本来、勉強面における宣言は自分のためにするもの。

相手(先生や親など)を安心させたり、自分を良く見せるためにするものではない。

 

では、どんな宣言が自分のためになるのかを、具体的に考えよう。

 

具体例1 自主勉

「自主勉を頑張ります。」ではなく、「学校の漢字ノ―トで、1学期に習ったところの漢字の書き取りを、1日に10個ノ―トに書いて練習する自主勉を、まずは10日間続けることを頑張ります。」のようにするとよい。何をどのように頑張るのかが分かっていれば、実行しやすいはずだ。

 

具体例2 授業中の発言

「発表を頑張ります。」ではなく、「毎回の授業で、少なくとも3回は質問や確認などの発言をします。まずは、5回連続頑張ります。」の方がマッチベター。

※マッチベター(much better)は、「ずっとよい」という意味。

 

具体例3 テスト勉強

「テスト勉強を頑張ります。」ではなく、「次のテストに向けて、特に国語に力を入れます。テスト1週間前までに、全ページの答え合わせを済ませ、全部理解済みにします。そして、テスト1週間前に、全ページの徹底暗記に力を注ぎます。」の方がマッチベター、かつ、本気度がかなり高い!

 

以上のように、宣言内容が具体的であればあるほど、自分がどう動けばいいのかが分かりやすくなる。

 

さあ、何か頑張ろうと思ったら、頑張ることを具体化しよう。

そして、身近な人にそれを宣言して、自分を追い込もう。